元リヴァプールのナビ・ケイタらを輩出してきたギニア。
『BBC』などによれば、1日にギニアで行われたサッカーの試合後にパニックが発生し、少なくとも56人が死亡する大きな事故が起きたという。
ギニア第二の都市ヌゼレコレでの試合では、アウェイチームの選手2人が退場になり、物議を醸すPK判定もあったことで事態が悪化したそう。判定に怒ったアウェイサポーターがピッチに投石した後、警察が催涙ガスを使用したとのこと。
「すべては審判の判定に異議を唱えたことから始まった。その後、ファンがピッチに侵入した」、「催涙弾後の混乱のなかで、人々が地面に倒れ、少女や子供たちが足下に踏みつけられるのを見た。恐ろしい光景だった」と目撃者は話している。
地元ジャーナリストも「(スタジアムは数千人で)満員だった。出口は一つしかなかった。何人かは壁を乗り越えて外に出ようとしたが、パニックに陥った観客全員が出口に向かった。出口はとても狭かった。つかまることができなかった人たちは床に倒れた」と証言している。また、事故があった地区はネットへのアクセスが制限されているとのこと。
ギニアの首相は悲劇的な事件だとして調査を始めると述べているが、実際の死者数は100人に迫るものだとの情報も。匿名を条件にある医師は「病院には見渡す限り死体が並んでいた。他にも廊下の床に横たわっている人がいる。遺体安置所は満杯だ」と話したという。
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