関東リーグ1部の南葛SCは4日、元日本代表MF稲本潤一が、2024シーズン限りで現役を引退することになったと発表した。

稲本は1979年9月18日生まれの45歳。ガンバ大阪にて当時最年少の17歳6カ月でJリーグデビューを飾った守備的MFは、いわゆる「黄金世代」の一員として1999年のワールドユース準優勝を皮切りに大活躍。

2001年にイングランドのアーセナルへ期限付き移籍すると、22歳で出場した日韓ワールドカップでは2戦目のロシア戦で決勝弾を決め、日本を記念すべきワールドカップ初勝利に導いた。

その後はイングランド、トルコ、ドイツ、フランスなどでプレーしたのち、日本へ帰還。川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、SC相模原を経て、2022年から南葛SCに在籍していた。

以下は今季限りでの現役引退が決まった稲本のコメント。

「このたび、今シーズンをもって現役を引退する決断をいたしました。

南葛SCという素晴らしいクラブでキャリアの最後を迎えることができることを、大変誇りに思っています。この3シーズンでJFL昇格を果たせなかったことは、心残りであり、ファンや関係者の皆様には申し訳ない気持ちもあります。

しかし、クラブオーナーである高橋先生が掲げる「アジアチャンピオンズリーグ制覇」という大きな目標に向けて、自分もまた新たな形でサッカー界に貢献し、その目標達成のために力を尽くしたいと考えています。これからのキャリアの中で、もし再び南葛SCから必要とされる機会があれば、その時は全力で力を貸したいと思っています。

このクラブで過ごした3シーズンは、私にとってかけがえのない時間でした。南葛SCを支えてくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。」

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なお、風間八宏監督就任で注目を集めた南葛SCは、関東リーグ1部6位で今季の戦いを終えている。

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