カタールメディア『beIN Sports』の北米・南米版は5日、エクアドルの強豪チーム・デルフィンSCのエクアドル代表DFペドロ・ぺルラザが誘拐されたと報じた。
同メディアによると、ペルラザは今月1日からエクアドル北西部のエスメラルダス県で行方不明になっており、家族からの申し出を受け、現在エクアドル警察は同組織の誘拐対策部隊と連携し捜索を続けている。
ペルラザが行方不明となったエスメラルダス県はエクアドル国内でも屈指の治安の悪さで知られており、一部メディアは同地域の麻薬密売組織が事件に関与しているのではないかと指摘している。
イギリス紙『The Sun』によると、失踪直前の日曜夕方に彼を見かけた友人は「私たちはイスラ・ピエダード競技場でサッカーを楽しんでいました。彼は家に帰って休むと言っていましたが、その後彼に何が起こったのかは分かりません」と、事件が突然起こったことを語っている。
ギャングなどによる凶悪犯罪は南米サッカーでは決して珍しい事件ではないが、代表選手が被害者ということで、事件の注目度は高い。多くのサッカー関係者が同選手の無事を祈っている。