今夏、浦和レッズからベルギー1部のヘントに移籍した伊藤敦樹。26歳のMFは、7日のシント=トロイデン戦で移籍後初ゴールを決めた。
前半17分、渡辺剛のパスを強烈なボレーシュートで相手GK小久保玲央ブライアンが守るゴールに叩き込み、2-0の勝利に大きく貢献している。
ヘント公式によれば、伊藤は試合後に通訳を通じてこう話していたそう。
「もちろんとてもうれしい。特にあのゴールで勝利を収めたからね。
適応もどんどん良くなっている。フィジカル的にも、プレースピードの面でも。試合ごとにパフォーマンスが上がっている。
(チームメイトとは)簡単な英語でコミュニケーションを取っている。でも、英語がもっと上手くなるように毎日勉強しているよ。
ゴールを決めることがチームメイトとの絆を深める一番の方法だから、今日はよかった。
彼(渡辺)は僕にとってとても大切な存在。ヘントに来る前から彼とは連絡を取り合っていた。シュミット・ダニエルのことも忘れてはいけない。
彼らと日本語でコミュニケーションが取れるととても楽だし、他の人に自分の考えを伝えるのも手伝ってくれる。次回は自分の英語で話せるように? (笑)」
ヘントには渡辺とシュミット・ダニエルも所属しており、伊藤は「渡辺は師匠のような存在」とも話していたそう。
ただ、まだ言語には苦労しているようで、初ゴールを祝福したヘント同僚は「伊藤とのコミュニケーション?手話(手振り)だけさ(笑)」と語っていたとか。
なぜ!日本代表、2024年に一度も招集されなかった実力者5名
ヘントに所属する日本人3選手はいずれも日本代表経験がある。ただ、現日本人ディフェンダーのなかで空中戦最強を誇る27歳の渡辺も含めて、最近は代表から遠ざかっている。海外で活躍を続け、W杯前年となる2025年に代表復帰となるだろうか。