東南アジア最強の代表チームを決めるトーナメントであるASEAN三菱電機カップが現地で行われている。
17日には、小倉勉監督が率いるシンガポール代表と石井正忠監督が率いるタイ代表が激突した。
シンガポール国立競技場で行われた一戦は、ホームのシンガボールが2点を先取。だが、タイが前半終盤に1点を返すと、後半は試合が一変。52分に同点に追いついたタイは、後半アディショナルタイムに2点を奪い、4-2の逆転勝利を収めている。
無念の逆転負けを喫した小倉監督は、試合後にこう述べていた。
「前半はこれまでで最高の45分だった。選手たちは怖がらずに後方からビルドアップした。
相手も少し混乱していた。(その後)相手は向かってきた。向こうのほうがアグレッシブで、そのペースに少し(負けた)。それは改善しなければいけないし、より強いメンタルが必要。
もう少しリスクを冒さなければいけなかった。2つチャンスがあったが、ミスをした。そして、(チャンスを逃したことで)痛い目に遭い、2-4になった。これがサッカーだ」
『ESPN』は、「グループAの首位争いの開始35分、シンガポールは夢の国にいた。小倉監督の言葉を借りれば、シンガポールは『これまでで最高の45分間』をプレーした。シンガポールは前半35分までに2-0とリードし、前回王者のタイを完全に驚かせた。2万2611人の観客の大半を見事なゴールで沸かせた。(中略)小倉監督の下で最高の45分間を作り上げたのだから、(次のマレーシア戦では)90分間も十分可能なはずだ」と伝えている。
シンガポールはここまで2勝1敗。20日にはマレーシアと対戦する。