イングランド1部チェルシーは17日、所属選手であるウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクが、ドーピングを確認する尿検査で陽性反応が出たという知らせをイングランドサッカー協会(FA)から受けたと発表した。

イギリス紙『Daily Mail』は同クラブの監督であるエンツォ・マレスカ氏のムドリクに対するコメントを報じている。

同紙によると、19日夜に控えるヨーロッパ・カンファレンスリーグのシャムロック・ローバー戦での試合前記者会見において、マレスカ監督への質問の大半がムドリクのドーピング疑惑に関するものだった。

その中でマレスカ監督は「我々は皆、彼の無実を信じています。彼は戻ってくると思います。ただ、いつになるかは分かりません。私はミシャ(ムドリクの愛称)が何を必要としていても手助けをしようとしています。彼がクラブ、私、チームメイトからの助けを必要とするのは当然です。私たちはみんな彼をサポートしようとしています。チームメイトはみんな驚いていました。ミシャは最初は体調が悪く、調子も良くなかったのに、こんなこと(ドーピング疑惑)が起きたのです。みんな驚き、同時に悲しんでいました」と語り、彼の潔白を信じる意向を発表した。

一方で、彼が最大4年間の出場停止になる可能性があることから、彼の穴埋めが今後必要になるかもしれないことについて尋ねられると「1月までにエヴァートン、フラム、イプスウィッチと3試合(リーグ戦)が残っている。この3試合が終わったら、落ち着いて何かする必要があるかどうか判断するつもりだ」と語り、1月の移籍市場で補強に動く可能性を否定しなかった。

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今季チェルシーではわずか2回の先発出場にとどまるムドリク。パフォーマンスからは想像もつかないドーピング疑惑は真実なのだろうか。注目が集まる。

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