今季、移籍金5500万ユーロ(90億円)でバルセロナに加入したスペイン代表ダニ・オルモ。
26歳のMFは、ここまで15試合に出場しているが、『Mundo Deportivo』などによれば、来年1月1日からラ・リーガではプレーできない可能性が出てきたという。
その理由は、裁判所がバルサによるオルモのリーガ登録申請を拒否する判決を下したため。
リーガには各クラブにサラリーキャップが設定されている。
バルサはDFアンドレアス・クリステンセンが負傷で長期離脱となったため、リーガの規定に則り、彼の給与の8割をオルモの契約に与えることにした。これによってオルモは12月31日まで選手登録をされたが、クリステンセンが出場可能になったため、状況を調整する時期が来た。
バルサはオルモを後半戦もリーガに登録できるように暫定申請の訴えを起こしたが、バルセロナの商事裁判所はそれを却下。
リーガは「暫定措置に必要な条件が満たされていないという理由でダニ・オルモの2025年6月30日までの仮登録申請を却下する判決が下った。また、裁定は『追加支出を認める目的は、長期の負傷がチームの競争力を弱めないようにするためである。バルセロナが試みているような年俸が上限を超える選手の登録を認めるために利用するためではない』と強調している」との声明を発表。そのため、現時点でオルモはリーガ後半戦に出場できなくなった。
バルサは控訴を決め、30日に新たな審理が行われるとのこと。オルモとバルサとの契約には、シーズン末までに登録できなかった場合には退団できる条項が付随しているという。オルモのリーガ登録は12月31日が期限ということで残された時間は少ないとも。