学校や仕事をサボって、スタジアム観戦に行く際は十分に気を付けた方がいいかもしれない。イギリス『The Sun』が伝えた。
ニューカッスル・ユナイテッド(プレミアリーグ)のサポーターであるサミー・スコットくん(9歳)は、カラバオ・カップ準決勝のニューカッスル対アーセナル戦を観たくてたまらなかった。
しかしサミーくんにとって、その日は登校日。そこでなんとかして試合観戦に行きたいと両親に相談したところ、母親のクレアさんが観戦を許可。学校に対して体調不良だとウソをつくと、サミーくんは父親のマークさんとともに、スタジアムへ向かった。
試合は2-0でニューカッスルが勝利。愛するクラブの勝利に歓喜するサミーくんだったが、その様子を『Sky』が放送。彼の"サボり”はすぐにバレた。
マークさんの携帯電話には、テレビに出演していたことを知らせる友人たちからのメッセージが殺到。サミーくんの学校からもメールが届き、彼の欠席は「無許可」として記録されることになったという。
一連の流れをマークさんはインターネットに投稿すると、何千人ものフットボールファンがサミーくんを応援する反応を示した。
元イングランド代表FWのピーター・クラウチ氏は「この少年を少し甘やかしてやらなきゃ。一生の思い出になるよ」とコメント。学校側も事態を重く受け止めていないという。
マークさんは「彼の先生はニューカッスルの大ファンで、週末のスパーズの試合で偶然会ったこともあった。先生はサミーと冗談を言っていたんだ。ネット上では大騒ぎになっている。雪だるま式に膨れ上がり、爆発的に広がった出来事の一つだ」としながらも、「でもサミーはまだ9歳で、今回の一件がどれほど大きくなったか気づいていない。彼は何も心配せず、いつも通りさ。彼は出席率が非常に高く、ほぼ100%だ。学校では出席率が非常に高い部類に入るし、サッカーが大好きで、地元のチームで週2回プレーし、週3回トレーニングをしているんだ」と一躍時の人となった息子の近況を明かした。
2022-23シーズンにニューカッスルがマンチェスター・ユナイテッドとカラバオ・カップ決勝を戦った際には、チケットを入手できなかったというサミーくん。
マークさんは「今度こそチケットを手に入れたい。日曜日だから学校もないんだ」と、息子のためにもニューカッスルの決勝進出を願っている。