エンジェル・シティFCでプレーしているニュージーランド女子代表DFアリ・ライリーが、ロサンゼルスの自宅を山火事の影響で失ってしまったという。
アリ・ライリーはかつてチェルシーやバイエルン・ミュンヘンでもプレーした名選手で、ニュージーランド代表では163capもの実績を持っている37歳のディフェンダー。
2022年からロサンゼルスに本拠地を置くエンジェル・シティでプレーしてきた選手だが、今回の山火事で大きな被害を受けることになったそう。
This was our home. How is this real. It can’t be real. #PalisadesFire pic.twitter.com/0ddg3nP1YI
— Ali Riley (@RileyThree) January 9, 2025
7日にロサンゼルス近郊の3箇所から発生した火事は、それから急速に延焼が広がり、高級住宅街も含めて数多くの地域に被害をもたらしている。
アリ・ライリーが在住していたパシフィック・パリセーズという地域も炎に包まれ、数多くの家が跡形もなく焼き尽くされた。
彼女は自身のSNSで焼け野原の写真を投稿し、「ここに私の家があった」と矢印を加えつつ「どうしてこれが現実なの。現実のはずがない」と嘆きの言葉を書いていた。
6日の夜には両親とともにこの家で夕食をとっていたとのことだが、「それはもう永遠に消え去ってしまった。この瓦礫が私たちの家だった」と悲痛なコメントも残している。
幸いにしてアリ・ライリーの家族は火災の延焼が始まる前に避難しており、安全は確保されているとのことだが…。
10日になっても延焼が続いているロサンゼルスの大火災。すでに2000棟以上の建物が焼失し、5名の死者が出たと報じられた。避難指示についても38万人以上が対象になっているとされ、強風が吹く10日まではその拡大が収まらないものと考えられている。
一説にはロサンゼルス・ドジャースに所属している大谷翔平も避難しているとのことで、スポーツ界もこの大災害による影響は免れないようだ。