ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)にはGK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、DF畑大雅、MF山本理仁、MF伊藤涼太郎、MF松澤海斗、FW後藤啓介の日本人7選手が在籍している。

24日には明本考浩と大南拓磨が所属するルーヴェンとのアウェイゲームを戦い、2-1の勝利を収めた。

前半21分に伊藤のPKで先制すると、41分には山本のアシストから追加点を奪った。

STVVがアウェイでのルーヴェン戦に勝利するのは、2015年1月以来10年以上ぶりだそう。

そのなかで伊藤のPKが話題になっている。相手GKをあざ笑うようなパネンカPKを鮮やかに決めてみせたのだ。

素早い助走からふわりと浮かせたキックでGKを騙す技ありのPKで、現地紙も「素晴らしいセーブを見せていたGKも伊藤のパネンカには太刀打ちできず」「美しい」などと伝えていた。

今シーズン5点目となった伊藤は、試合後のインタビューでPKについてこう語っていた。

「狙ってはなかったです。咄嗟に…咄嗟というか、ボールをセットして助走に入った時になんかもう蹴ろうかなって、しようかなと思いました」

最初から狙っていたわけではなく、助走中に咄嗟に浮かんだアイデアだったようだ。

27歳の伊藤は日本代表経験もある技巧派MFで、浦和レッズ、水戸ホーリーホック、アルビレックス新潟を経て、2023年からシント=トロイデンでプレーしている。PK戦を除き、プロではJ2水戸時代を含めて4度蹴ったPKを全て成功させている。

筆者:井上大輔(編集部)

This article is a sponsored article by
''.