小川航基、佐野航大、塩貝健人の日本人トリオが所属するオランダ1部NECナイメーヘンが好調だ。

7日の第15節フォレンダム戦に3-2で競り勝ち、3位をキープした。

この試合では20歳の塩貝がまたも途中出場から値千金のゴールを叩き出した。

後半21分に小川との交代でピッチに入り、後半アディショナルタイムに佐野のパスを受けると、相手GKとの1vs1で冷静なシュートを流し込んだ。

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20歳の塩貝は、慶應大学ソッカー部出身の快速フォワード。

NEC1年目の昨シーズンは公式戦5ゴールを記録したが、今シーズンはこれで6点目。その6点はすべて途中出場から決めたもの。

『ForzaNEC』によれば、塩貝は、これで途中出場から通算10得点を決めたことになるそうで記録的なものになったという。その塩貝は、こう話していた。

「最高に嬉しい。試合に負けそうだったけれど、戦い続けて、最終的に終盤に勝利することができた。

また決められる気がしていた。佐野航大選手がボールを持っていて、ディフェンダーは僕を見ていなかった。それで走り出すと、佐野選手がすごくいいパスをくれた。

いつももっとゴールを決めたい。この試合ももう1点取りたかったけど、勝ったことが一番。アヤックスも勝ったし、彼らを上回りたい。もし勝てなかったら4位か、それ以下になっていた。

(スーパーサブ的存在になっているが)もちろん、違うほうがいい。3試合しか先発していない。交代出場からの得点が多いと言われるけれど、スタメンのチャンスがあまりない。

小川航基選手は今日もいいプレーをしていたし、スパルタ戦もそうだった。彼は日本代表でプレーしている。だから、彼がスタメンなのは理解できる。だからこそ、自分はもっとできると証明しなければいけない。

終盤に選手が疲労している時はよりスペースがある。それで自分はプレッシングをかけて相手を追い回せる。

スタメンになると考えすぎてしまう。頭がいっぱいになる。監督からはリラックスするように言われることもある。

小川航基選手が先発なのは当然だと思う。僕らはピッチ内外でいい友人。

(フェイエノールトの日本代表FW上田綺世は)昨日、4ゴールを決めた。彼は素晴らしい。時に僕は彼のようになる必要がある。

自分はもっとよくなれるけれど、彼はさらに多くのゴールを決めているから、今は彼の方が上。

ワールドカップ出場が自分の夢だけど、それはとても難しいだろう。もし招集されれば、ゴールを量産できると信じている」

28歳の小川は日本代表の常連だが、塩貝はまだフル代表経験はない。

塩貝は、NECで小川がスタメンなのは当然としつつ、自身が代表に呼ばれれば、ゴールを決めることができるという自信もあるようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

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