日本代表で10番を背負う堂安律が今シーズンからプレーするドイツ1部フランクフルト。

これまでも高原直泰氏、稲本潤一氏、長谷部誠氏、鎌田大地ら日本人選手たちが所属してきたクラブであり、現在長谷部氏は、フランクフルトU-21チームでコーチを務めている。

そのフランクフルトは、このほど10代の日本人若手選手2人を獲得した。19歳DF小杉啓太をスウェーデン1部ユールゴーデンから、18歳FW神代慶人をJ2ロアッソ熊本から引き抜いたのだ。

そうしたなか、地元紙『Frankfurter Rundschau』は、「フランクフルトの日本人選手獲得戦略の裏側」というトピックを伝えていた。

「近年はフランスからの補強を重視してきたフランクフルトが、スカンジナビアや日本にさらに注目していることは明らかだ。

クラブ首脳陣は、これらの選手たちのメンタリティを高く評価している。

一般的に日本人選手は非常によく鍛えられており、その態度には非の打ちどころがない。

フランクフルトは、長谷部誠や堂安律といったスター選手の存在もあり、素晴らしい経験をしてきた。

これらの補強は、フランクフルトがこれまでの方針を堅持する意向を示している。彼らは有望で野心的な才能を探し続けている。クラブで成長させ、高額で売却する。それがフランクフルトの哲学だ」

フランクフルトに所属する22歳のDFナサニエル・ブラウンは、レアル・マドリーやバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンやミランなどのビッグクラブが獲得を狙っている。左サイドバックである小杉は、彼の後釜候補として補強されたという。

これまでも日本人選手と良好な関係を築いてきたフランクフルトは、日本人の気質を高く評価しているようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

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