この夏、北米の地で開催されるワールドカップ。世界最高のストライカーたちがゴールデンブーツ(得点王)を懸けてしのぎを削る。48カ国が出場する歴代最大規模の大会であり、試合数もこれまでよりも増加しているため、トップスコアラーを狙うストライカーにとっても更に激しい争いになるだろう。
今回は『Racing Post』から「ワールドカップ得点王の候補となる本命5名と大穴5名」をご紹介する。
本命1:キリアン・エムバペ(フランス)
2022年カタール大会で8ゴールを記録し、決勝ではハットトリックという離れ業を演じながらもあと一歩で連覇を逃したフランスの絶対的エース。スピード、決定力、勝負強さのすべてを兼ね備えた現代最高峰のアタッカーであり、今大会でも得点王の最有力候補に挙げられるのは当然だろう。
所属クラブのレアル・マドリーでも大舞台で結果を残し続けており、特にチャンピオンズリーグのビッグマッチで見せる爆発力は群を抜いている。フランス代表は今大会も優勝候補の一角であり、試合数を多く戦える可能性が高い点も大きなアドバンテージだ。
グループステージでは決して楽な組み合わせではないが、それでも個の力で試合を決定づけられる存在であることに変わりはない。2大会連続得点王という偉業達成も、十分現実的なシナリオと言える。
本命2:ハリー・ケイン(イングランド)
2018年ロシア大会で6ゴールを挙げて得点王に輝いたイングランドの主将。現在はバイエルンで驚異的な得点ペースを維持しており、キャリアの円熟期を迎えた“完成されたストライカー”として今大会に臨む。
ペナルティエリア内でのポジショニングやシュート精度は世界トップクラスで、セットプレーでの得点機会も多いことから安定してゴールを積み上げられるのが強みだ。イングランド代表においても攻撃の中心であり、彼の出来がそのままチーム成績に直結する。
グループステージでは比較的得点を狙いやすい相手との対戦もあり、序盤から一気に数字を伸ばす可能性は高い。史上初となる2度目の得点王に最も近い存在の一人だ。
本命3:リオネル・メッシ(アルゼンチン)
前回大会で悲願のワールドカップ優勝を果たし、キャリアの頂点に立ったアルゼンチンのレジェンド。大会MVPには2度輝いているものの、得点王タイトルには縁がなく、今大会はその“最後のピース”を埋める挑戦となる。
プレースタイルは年齢とともに変化しているが、試合を支配する能力と決定的な場面での冷静さは依然として健在。PKキッカーも務めるため、安定した得点数を見込める点も評価材料だ。
アルゼンチンはグループステージ突破が濃厚で、勝ち上がれば勝ち上がるほど試合数を重ねられる。チームとしての完成度も高く、メッシ自身も自由度の高い役割を担うことから、ゴールに直結する場面は増えるはずだ。伝説のキャリアの締めくくりとして、得点王のタイトルは不可欠だろう。
