ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が、アメリカメディア『Los Angeles Times』の取材で、日米野球文化のギャップを率直に明かした。
日本プロ野球(NPB)からメジャーリーグ(MLB)への移籍後、大きな適応を迫られたという。
特に印象的だったのは2つの違いだ。まずはケガや不調の報告文化。日本では肩の違和感を訴えても「みんな痛い中やっている」と指摘されがちだったが、MLBでは「すぐに伝えろ。隠すな」と求められる。
昨年右肩のインピンジメントで離脱した経験から、佐々木は「体に何か起きたらすぐ言うべき」と実感した。
もう一つは、自信の表現。日本では謙虚さが美徳とされ、悪い登板後に「良かった点」を積極的に語る習慣が薄かった。一方、米国では選手に「自分はできる」と明確に示すことが期待される。
佐々木は「日本では何があっても謙虚に。でもここでは『俺がやる』と示さないと」と語り、インタビュー対応やマウンド上での姿勢を変えた。
こうした文化の違いに渡米当初は戸惑ったが、チームスタッフや通訳、仲間との対話で徐々に適応。5月は防御率3.18と安定し、ファストボールの球速アップや新スプリッターの習得にもつながった。
控えめだった性格も、トレーナーらとトラッシュトークを楽しむ一面を見せ、チームに溶け込んでいる。
佐々木は「誰も文化を教えてくれない」と振り返るが、経験を積む中で「自信に満ちた態度」を手に入れたという。日米の文化の違いを乗り越え、さらなる飛躍が期待される。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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