ラミン・ヤマル
ラミン・ヤマルは、他の10代の選手であれば不当に思えるほどの高い基準ですでに評価されている。ワールドカップは、彼が「次世代の有望株」から「世界の支配者」へと昇り詰めるチャンスとなる。
スペインは素晴らしい組織力を備えているが、2010年の優勝チームとは異なり、このチームには明確な「顔」ヤマルがいる。個人の能力で試合をこじ開け、守備組織を歪ませ、戦術を超越した瞬間を作り出せる。
もしスペインが優勝し、ヤマルがその中心にいれば、彼の若さはもはや「待つ理由」ではなく、伝説のスパイスとなる。10代の若者がスペインを世界の頂点に導く……それこそが、バロンドール投票者が好む歴史だ。
ヴィニシウス・ジュニオール
ヴィニシウス・ジュニオールは、バロンドール争いがいかに過酷であるかをすでに身をもって知っている。彼ほどのクオリティを持つ選手にとって、「肉薄した」だけでは不十分。ワールドカップは、その悔しさをリベンジに変えるための最短ルートとなる。
ブラジルはあまりにも長い間、世界王者の栄冠から遠ざかっている。そして、ヴィニシウスには新時代の顔になる資格がある。クラブレベルではすでにチャンピオンズリーグの決勝トーナメントで決定的な仕事をこなし、レアル・マドリーの勝負強さを体現してきた。
問題は、それをセレソン(ブラジル代表)でも再現できるかどうか。ネイマールにかわり、2026年はヴィニシウスが自身の章を書き記す機会だ。北米の地でブラジルのエースとして君臨すれば、バロンドールの天秤は彼の方へと傾くだろう。
