決勝トーナメントの戦いが始まったワールドカップ。
グループステージで日本代表に0-4で敗れるなどしたチュニジアは3連敗で敗退となった。
12失点はイラクと並ぶワースト記録となり、「ワールドカップを戦うレベルではなかった」と主力選手もうなだれていた。
チュニジアはアフリカ予選を9勝1分の無失点で突破したが、相手は格下ばかりだった。
その後、今年1月のアフリカ杯で低調に終わったことで、サミ・トラベルシ監督を解任。
元フランス代表のサブリ・ラムーシ監督(両親がチュニジア人)を後任に据えるも、オランダとのワールドカップ初戦に1-5で惨敗したことで電撃解任に踏み切った。
アフリカ諸国での豊富な指導経験を持つフランス人のエルヴェ・ルナールを急遽新指揮官に指名するも、焼け石に水だった。
『WinWin』によれば、チュニジアサッカー連盟は、今大会の惨敗を受けて、監督人事に関する最終決定を下したという。
ルナール監督との契約を終わらせることを選択し、今後はチュニジア人の指揮官を登用する方針を固めたとか。
当初はルナール監督の続投に向けた交渉を行っていたが、合意に至らず。契約継続の可能性が消滅し、「自国人監督にチームを託す」新たな戦略へと舵を切ることになったとのこと。
今ワールドカップでワーストレベルの成績に終わった結果、連盟幹部は、チュニジアのサッカー事情に精通し、代表再建とアイデンティティの回復を担える監督が必要だと考えているという。
フランスはチュニジアにとって旧宗主国であり、つながりが深い。
チュニジア代表は2019年にフランス人のアラン・ジレス監督が退任して以降、トラベルシ監督まではチュニジア人が指揮官を務めてきたが、その流れに回帰する方針のようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images



