ペレ
ペレは単なるブラジル史上最高のフットボーラーではない。多くの人々にとって、彼はサッカーという競技が生んだ史上最高の選手である。
1000を数えたと言われているゴールの記録については諸説あるが、彼が遺したものに疑いの余地はない。驚異的なペースで得点を重ね、サッカーが真の意味でグローバルになる前から世界的なアイコンとなり、ブラジルに「美しいサッカー」という永遠のイメージを与えた。
わずか17歳で1958年大会の舞台に立ち、準決勝と決勝でゴールを決めて初優勝の立役者となった。1962年大会は負傷により多くを欠場したが、1970年大会では史上最強とも称されるチームを率いて帰還。
そのインテリジェンス、身体能力、創造性、そしてフィニッシュの精度は、現代から見ても完璧なものだった。W杯優勝3回を成し遂げたのは、歴史上彼ただ一人である。ペレは単なるセレソンの伝説ではない。「ブラジル=サッカー王国」という等式を成立させたその人であり、「10番」のイメージを植え付けた始祖である。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images
