決勝トーナメントの熱戦が繰り広げられているワールドカップ。
日本代表が戦ったグループFは、すでに全チームが敗退となった。
特にチュニジアは、今大会ワーストタイの12失点を喫するなど3連敗で敗退。
スウェーデンとの初戦に1-5で大敗した後にエルヴェ・ルナール監督を急遽招聘するも日本との第2戦にも0-4で敗れた。
日本戦後に「恥ずかしい思い」と語っていたルナール監督は、ワールドカップ敗退後に退任を発表した。
そうしたなか、『Winwin』は、「ルナール監督がチュニジアを去った理由をめぐる驚きの見解」という話題を伝えていた。
「ルナール監督がチュニジア代表を離れる決断を下したのは、金銭面や契約条件が理由ではなかった。それは代表チームの将来を見据えたうえでの確固たる信念に基づくものだった。
この結論に至ったのは、ワールドカップ2試合という短い指揮期間を経てのことだった。
関係者によると、ルナール監督は、チュニジアサッカー連盟幹部に対して、率直かつショッキングな評価を提示したという。
指揮官は、チームが直面している危機は、単なる監督交代や選手選考の微調整では解決できない深刻なものだと主張。
また、ワールドカップに出場したチュニジア代表は、最高レベルで戦っていくために必要な資質が欠けていたとも指摘した。
たとえ、26人の異なる選手を招集したとしても、現実は大きく変わらないだろうと。チュニジアのサッカー体制が抜本的に改革されない限り、結果は変わらないだろうという見解だった。
ルナール監督は、チュニジア代表の復活には、5年~10年にわたる長期的なプロジェクトが必要だと強調した。
失敗するたびに単にコーチングスタッフを入れ替えるのではなく、選手育成システムの包括的な改革と、国内リーグおよびユースチームのレベル向上に取り組むことが不可欠だと。
つまり、このフランス人監督が契約延長を見送った決定は、金銭的な理由によるものではない。
現状では短期的な成功は望めず、チュニジアサッカーの真の改革プロセスが開始されない限り、どんな監督でも同様の課題に直面するだろうという確信に基づくものだった」
ルナール監督はアフリカでの指導経験を豊富に持つ人物。
チュニジアの現状に警鐘を鳴らしたうえで、チームを去る決断を下していた可能性があるようだ。
実際、チュニジア代表選手もワールドカップを戦うレベルになかったと吐露している。
筆者:井上大輔(編集部)
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