バンジャマン・パヴァール

2018年W杯におけるバンジャマン・パヴァールの台頭は、フランス代表の優勝劇の中でも予想外のストーリーだった。

大会前、彼はドイツのシュトゥットガルトで実力こそ認められていたが、世界的な知名度は皆無に等しかった。しかし大会が終わる頃には、彼は世界王者となり、W杯史上最も美しいゴールの一つを記録した選手となっていた。

アルゼンチン戦、完璧にコントロールされたハーフボレーがゴール隅に吸い込まれた瞬間、それは歴史に残る一撃となった。そしてディディエ・デシャン監督が彼を右サイドバックとして信頼したのは、その守備の規律、知性、そしてチームのバランスを保つ能力があったからだ。

バイエルン・ミュンヘンがこれを見逃すはずもなく、翌年の加入を早々に決定させた。パヴァールの物語は、一つの大会がいかに選手の評価を一変させるかを示している。

エンソ・フェルナンデス

画像: (C)Getty Images

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2022年W杯で、エンソ・フェルナンデスが遂げた変貌はまさに驚異的だった。大会開幕時、彼はベンフィカに所属する将来有望なミッドフィールダーであり、高く評価されてはいたものの、欧州サッカー界ではまだ新参者だった。だが閉幕時には、世界王者かつ大会最優秀若手選手に選ばれ、さらには史上最も高額なMFの一人となった。

カタール大会で苦しいスタートを切ったアルゼンチンが必要としていたのは、コントロール、エネルギー、そしてバランスであり、エンソはそのすべてを提供した。そしてメキシコ戦での鮮烈なゴールは、もはや無視できないものだった。

リオネル・メッシを支える中盤で、若い彼は成熟したサポートプレーを披露。これにチェルシーが猛烈に反応し、2023年1月にクラブ記録となる巨額の移籍金で獲得した。その後に背負ったプレッシャーは計り知れないが、W杯は彼のステータスを永遠に変えてしまった。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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