今年のワールドカップも、48チームを数えた出場国からスター選手が数多く登場し、目覚ましい活躍を見せた。そしてビッグネームたちが力を発揮し、それぞれの国を勝利へと導いた。
しかし、誰もが期待に応えられたわけではない。アメリカ大陸の灼熱の暑さで、スター選手の中には溶けてしまった者もいる。今回は『Planet Football』から「ワールドカップ2026の期待外れの失敗イレブン」をご紹介する。
GK:フェルナンド・ムスレラ(ウルグアイ)
長く、そして輝かしい代表キャリアを築いてきたフェルナンド・ムスレラだが、ワールドカップとの別れはもっと良い形であるべきだった。残念ながら、彼の今大会は、スペイン戦でウルグアイを帰国させる引き金となった痛恨のミスによって記憶されることになるだろう。
一見どうにでも対処できそうな場面で完全な判断ミスを犯し、スペインに先制点を献上。チームを絶望的な状況に追い込んでしまった。ハーフタイムに自ら交代を申し出たという報道もあり、それが事実なら、どれほど精神的に打ちのめされていたかの証左といえる。
RB:ジョシュア・キミッヒ(ドイツ)
ドイツはまたしても期待を大きく裏切る早期敗退を喫し、キミッヒはチームがリーダーシップを必要とした瞬間に、反撃の火を灯すことができなかった。
パス回しは正確で、彼らの労働倫理に疑いの余地はなかったが、そのプレーの多くは慎重すぎて予測可能なものに終始した。ドイツに欠けていたインテンシティ、想像力、そして威厳。それらこそ、キャプテンである彼に求められていた資質だった。
CB:カリドゥ・クリバリ(セネガル)
セネガルのキャプテンであり、守備のリーダーであり、最も有名なスター選手としてワールドカップに乗り込んだカリドゥ・クリバリ。だが、彼が大会を去る時に残していたのは、期待を大きく下回るパフォーマンスの数々だった。
特にノルウェー戦での出来は危機的で、スペースを守らされる場面や速いカウンターを受けるたびに、このベテランDFは不安定さを露呈した。守備陣の中心であり主将であるクリバリは、パニックに陥るチームメイトを統率することも、落ち着かせることもできなかった。
CB:ヴィクトル・リンデロフ(スウェーデン)
アストン・ヴィラで自信を取り戻したかに見えたヴィクトル・リンデロフだったが、ワールドカップはマンチェスター・ユナイテッド時代にファンを苛立たせた弱点を再び呼び起こしてしまった。
スウェーデンの守備の要は、しばしば消極的で、迷いがあり、周囲の選手との連携を欠いているように見えた。プレミアリーグと代表での長年の経験を持つ選手としては、あまりにも臆病なトーナメントとなってしまい、プレッシャー下での一貫性に改めて疑問符がつく結果となった。
LB:フマム・アル・アミン(カタール)
ホマム・アル・アミンがこのイレブンに名を連ねたのは、ある意味「歴史的」とも言える不名誉なスタッツが理由だ。カナダ戦で退場処分を受けるまで、このカタール人DFが記録したタックル、クリア、シュートブロックはすべて「ゼロ」。
ピッチの左サイドで防波堤になるどころか、避けられたはずのレッドカードでチームをさらなる窮地に陥れた。カタールはこのレベルの身体能力や戦術に対抗するのに苦労していただけに、守備者を失うことは周囲への負担を増大させるだけだった。
