かつて、日本人選手が欧州へ移籍する際には、契約満了によるフリー移籍や、比較的安価な移籍金で取引されるケースが少なくなかった。
しかし、欧州で活躍する日本人選手が増えたことで、その評価は大きく変わった。Jリーグで実績を残した選手だけでなく、10代や20代前半の若手に対しても、徐々に欧州のクラブが移籍金を支払うようになってきた。
今回はJリーグのクラブから海外クラブへ直接移籍した日本人選手のなかから「移籍金が高額だった6人」を紹介する。(※移籍金額はTransfermarktのデータより)
6位:三笘薫
移籍金:300万ユーロ(およそ5億4000万円)
移籍:川崎フロンターレ→ブライトン
Jリーグで過ごした期間こそ短かったものの、その圧倒的なドリブルによって欧州クラブの評価を急速に高めた三笘薫。
2020年に川崎フロンターレへ加入すると、左サイドから相手守備を切り裂くドリブルで大活躍を見せ、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。そして2021年夏にブライトンへ完全移籍した。
イングランドでの労働許可の問題もあり、加入直後はベルギーのユニオン・サン=ジロワーズへ期限付き移籍。そこでの活躍で評価を高めてブライトンへ戻ると、プレミアリーグでも持ち味を発揮した。
縦への突破だけでなく、相手の重心を動かして逆を取る技術、ゴール前での冷静さ、守備への献身性も向上。世界最高峰のリーグでも個人の能力で沸かせることができる、数少ない日本人選手となった。
5位:常本佳吾
移籍金:360万ユーロ(およそ6億5000万円)
移籍:鹿島アントラーズ→セルヴェット
常本佳吾は、Jリーグでの安定したプレーを評価され、スイスのセルヴェットへ渡った右サイドバックだ。
横浜F・マリノスの育成組織を経て明治大学へ進学し、2021年に鹿島アントラーズへ加入。プロ入り後は早い段階で出場機会をつかみ、右サイドバックの主力へ成長した。
そして2023年夏にセルヴェットへ完全移籍。移籍金は360万ユーロとされ、日本人選手としては非常に高い評価を受けた取引だった。
当時のセルヴェットを率いていたレネ・ヴァイラー監督は常本を高く評価していた。新天地ではスイス国内リーグに加え、欧州カップ戦でもプレー。2025年夏には国内の強豪バーゼルへと引き抜かれている。
