移籍金総額30億円ほどでオランダ王者PSVへ移籍した佐野航大。

佐野は日本代表経験もある22歳のMFだ。ファジアーノ岡山でプロになると、10代にしてオランダ1部NECへ移籍。

サッカーIQとテクニック、タフさを兼ね備えた逸材として、昨季は3位躍進に貢献すると、国内の強豪PSVに引き抜かれた。

佐野は今夏の移籍が確実視されていたが、ドイツ1部ホッフェンハイム移籍は破談。その後、PSVへの移籍が迫った際、佐野はNECのCL予選出場を辞退した。

佐野は、『De Telegraaf』のインタビューで、移籍の経緯などについてこう語ったそう。

「とても難しい決断だった。それまでも移籍のチャンスはあったけれど、そのたびに破談になっていた。

今回、ようやく合意に至った。移籍が破談になりかねない怪我のリスクを冒して、プレーすべきだったのか?

(試合に集中しきれない精神状態でプレーして)そのせいで大きなミスをしてしまったら? リスクを冒さないことに決めたけれど、決して簡単な決断ではなかった。

(CL予選の欠場をNECのディック・シュロイダー監督に)伝えるのはつらかった。なぜなら、ディックのことはとてもリスペクトしているから。

彼は自分の成長において重要な役割を果たしてくれた。彼のプレースタイルは、自分の特長にとても合っていた。

チャンスを与えてくれたロヒアー・マイヤー前監督(現スパルタ指揮官)にも感謝している」

佐野は、小川航基や塩貝健人(現ヴォルフスブルク)ともプレーしたNECに感謝しているようだ。

「(CL予選プレーオフに進出した)NECのみんなのことをとても嬉しく思っている。ナイメーヘンでの素晴らしい時間にも感謝している。多くを学んだ。

(加入)当初は大変だった。日本からオランダへの移籍はとても大きなものだったし、英語もほとんど話せず、カルチャーショックを受けた。

最初は少しホームシックになったけれど、すぐに自宅のように感じられるようになった。

ディルク(・ロトゲリンク)のおかげで、英語もしっかり学ぶことができた」

ロトゲリンクさんは通訳兼記者として、活躍している人物のようだ。

佐野はすでにPSVでのデビューを果たしており、新天地でのさらなる活躍に期待したい。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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