日本人選手の海外移籍は、もはや珍しいものではなくなった。かつては欧州クラブが比較的安価な金額で獲得するケースも多かったが、近年は欧州で実績を積んだ選手に数十億円の移籍金が支払われるようになっている。

今回は『Transfermarkt』のデータから、日本人選手が記録した移籍金をランキング形式で紹介する。なお、複数回ランクインしている選手については、それぞれ最高額となった移籍のみを採用している。

10位:古橋亨梧

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移籍金:1200万ユーロ(およそ22億円)

移籍:セルティック → レンヌ

ヴィッセル神戸からヨーロッパへとわたり、セルティックに「日本人ブーム」をもたらした古橋亨梧。圧倒的なゴールセンスで初年度からネットを揺らし続け、エースストライカーとして大きな信頼を得るに至った。

ステップアップが噂される中、2024-25シーズン途中にフランスリーグのスタッド・レンヌへと移籍することが決定。その際の移籍金は1200万ユーロを記録し、低迷していたチームの得点源になることが期待された。

しかし彼を獲得したホルヘ・サンパオリ監督がすぐに解任となり、後任となったハビブ・ベイ新監督は古橋に信頼を置かなかった。この取引はクラブにとっても古橋にとっても成功とは言えないものになったが、ただその移籍金の額は日本サッカーの歴史上屈指の数字であった。

10位:中村敬斗

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移籍金:1200万ユーロ(およそ22億円)

移籍:LASK → スタッド・ランス

若くして海外へ渡り、複数の国を経由しながら評価を高めていったのが中村敬斗だ。2018年にガンバ大阪へ加入すると、翌年にはオランダのトゥウェンテへ期限付き移籍。まだ10代だったが、得意の左サイドから積極的にゴールへ向かう姿勢を見せた。

その後はベルギー、オーストリアと渡り歩き、LASKで大きく飛躍する。そして2023年夏、フランスのスタッド・ランスが1200万ユーロを投じて獲得した。

2026年のワールドカップでは日本代表の中心的なアタッカーとして活躍し、さらに評価を高めた。この夏や来年のステップアップが期待されている。

9位:佐野航大

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移籍金:1450万ユーロ(およそ26億5000万円)

移籍:NEC → PSV

佐野航大はわずかな期間で日本人史上屈指の高額選手へと成長した。米子北高校を卒業後、2022年にファジアーノ岡山へ加入。プロの強度に適応しながら、中盤でボールを動かす能力と運動量を磨いた。

そして2023年夏にはオランダのNECナイメヘンへ完全移籍。当時は日本代表経験もなく、欧州ではほとんど知られていない存在だったが、エールディヴィジで急速に評価を高める。

そして2026年夏、オランダのチャンピオンチームであるPSVが1450万ユーロを投じて獲得。Jから欧州へ渡った若手選手が、数年後に1000万ユーロを大きく超える移籍金を生み出した。

8位:南野拓実

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移籍金:1500万ユーロ(およそ27億円)

移籍:リヴァプール → モナコ

南野拓実の1500万ユーロは、リヴァプールからモナコへ移籍した際に記録された。セレッソ大阪でプロデビューした南野は、2015年にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクへ移籍。そこで長く主力としてプレーし、UEFAチャンピオンズリーグでも存在感を示したことで、2020年冬にリヴァプールへの移籍を実現させた。

プレミアでは限られた出場時間のなかでも得点を重ね、複数のポジションをこなせる能力を証明。そして2022年にはモナコが1500万ユーロを支払い、南野を獲得した。

加入当初はフランスリーグへの適応やチーム戦術とのギャップに苦しんだものの、その後は攻撃の中心へと成長。左サイド、トップ下、セカンドトップなどをこなしながら、ゴールとアシストの両方で貢献するようになった。

7位:香川真司

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移籍金:1600万ユーロ(およそ29億円)

移籍:ドルトムント → マンチェスター・ユナイテッド

香川真司は、日本人選手の評価を欧州で一段階引き上げた存在だったといえる。セレッソ大阪から2010年にドルトムントへ移籍した際、その移籍金は非常に安価だった。しかし、香川はドイツで衝撃的な活躍を見せ、ドルトムントのブンデスリーガ連覇に大きく貢献した。

その活躍に目をつけたのが、マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督だった。2012年夏、ユナイテッドは1600万ユーロを支払って香川を獲得。加入初年度にはプレミアリーグ優勝を経験し、ノリッジ戦では日本人としてプレミアリーグ初のハットトリックも達成している。

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