2位:チェルシー
最高額で売った選手:エデン・アザール
移籍金:1億3000万ポンド(およそ280億円)
チェルシーがエデン・アザールを売却したタイミングは、商売としては結果的に「これ以上ないほど完璧」だったといえる。
リールから加入したアザールは、プレミアリーグで長年にわたって圧倒的な存在感を発揮。ドリブル、加速力、得点、アシストすべてを高いレベルでこなし、チェルシーの攻撃を象徴する選手となった。
そして2019年、レアル・マドリーが総額1億3000万ポンド規模とされる巨額で獲得し、これがチェルシー史上最高額の売却となった。
しかし、スペイン移籍後のアザールは度重なる負傷に苦しんだ。チェルシー時代のようなキレを取り戻すことはできず、多くの試合を欠場しなければならなくなった。結果論ではあるが、チェルシーはアザールの市場価値が最も高い時期に売却したことになる。
1位:リヴァプール
最高額で売った選手:フィリペ・コウチーニョ

(C)Getty Images
移籍金:1億4600万ポンド(およそ315億円)
プレミアリーグ所属クラブの史上最高額売却で1位となったのは、リヴァプールとバルセロナによるフィリペ・コウチーニョの取引だった。
2018年1月のマーケットでリヴァプールからバルセロナへ移籍。その移籍金はボーナスを含め最大1億4600万ポンド規模とされており、当時でも「高すぎるのではないか」という声があった。
しかし、バルセロナは当時ネイマールをPSGに世界最高額で売却したばかりであり、その後釜となる選手の獲得が急務だった。その投資の理由は理解できるものだったが、残念ながらコウチーニョはスペインでは最後まで最適なポジションを見つけられなかった。
一方、リヴァプールはコウチーニョ売却で得た資金を使い、アリソンやフィルヒル・ファン・ダイクらを獲得。彼らの活躍もあり、チャンピオンズリーグとプレミアリーグを制するなど黄金期を迎えた。クラブ史を変えたという意味でも、1億4600万ポンドの売却は“最高の商売”の一つだった。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images
