4位:チェルシー
現在のトップチームの総コスト:13億5000万ドル(およそ2079億円)
近年の移籍市場を最も大きく動かしてきたクラブの一つが、チェルシーだ。2022年にロマン・アブラモヴィッチからトッド・ボーリー体制へ移行したあと、若手を大量に獲得する路線に舵を切った。将来性を見込んだ有望株にも、数十億円から100億円を超える移籍金を惜しまなかった。
その象徴は2023年。1月にベンフィカからエンソ・フェルナンデス、夏にブライトンからモイセス・カイセド。さらにコール・パーマー、ペドロ・ネト、ジョアン・ペドロ、エステヴァンとタイプの違うアタッカーも次々と加わり、若手を長期契約で囲い込む方針が続いてきた。
さらに今夏の目玉は、アストン・ヴィラから獲得したモーガン・ロジャーズ。移籍金は現地報道で1億1700万ポンドだった。さらにクリスタル・パレスからマクサンス・ラクロワ、アタランタからマルコ・パレストラらを獲り、シャビ・アロンソ監督の3バックに合わせて守備陣とウイングバックも補強した。
ただその裏で、エンソ・フェルナンデスはマンチェスター・シティへ、マルク・ククレジャはレアル・マドリーへ去った。アンドレイ・サントスやニコラス・ジャクソンらも売却し、巨額の移籍収入を得ている。
3位:トッテナム・ホットスパー
現在のトップチームの総コスト:13億6000万ドル(およそ2094億円)
長年ダニエル・レヴィ会長のもとで、財政規律を重んじるクラブというイメージが強かったトッテナム。ハリー・ケインをバイエルンへ売却した際も、その後の補強方針に注目が集まったほどである。
ただ、近年は姿勢が変わった。ドミニク・ソランケやモハメド・クドゥスなど、プレミアで実績のある選手を高額で獲得し、投資を増やしてきた。
それが一気に加速したのが2026年夏だ。レヴィ氏の退任後、新体制はロベルト・デ・ゼルビ監督を支えるために10人もの選手を獲得。新加入選手に投じた額は総額4億ドルを超え、クラブ史上最大規模の補強となった。
最大の目玉はニューカッスルから加入したサンドロ・トナーリで、移籍金は9250万ポンドと報じられている。さらにウェストハムからマテウス・フェルナンデスを8500万ポンド、マンチェスター・シティからサヴィオを7500万ポンドで獲得。この3人だけで2億5000万ポンドを超える。
また守備陣にはブライトンからヤン・ポール・ファン・ヘッケ、リヴァプールからアンディ・ロバートソンを迎え、前線にはオマル・マルムシュらも加わった。
