放映権料の高騰と商業収入の拡大で、欧州の移籍市場では数百億円規模の補強が珍しくなくなった。なかでもプレミアリーグの資金力は突出しており、2026年夏もイングランド勢を中心にして数十億円を超える大型補強が相次いだ。
『CIES Football Observatory』から、今回は「世界で最もコストがかかっているサッカーチーム」のトップ6をご紹介する。
6位:アーセナル
現在のトップチームの総コスト:12億6000万ドル(およそ1940億円)
ミケル・アルテタ監督のもとで長期的なチーム作りを進め、2025-26シーズンに念願のプレミアリーグ優勝を果たしたアーセナル。その土台になったのは、数年かけて段階的に進めてきた大型補強である。
象徴的なのが2023年夏のデクラン・ライスだ。ウェストハムから1億ポンドを超える移籍金で迎えたイングランド代表MFは、中盤の守備力と推進力を同時に引き上げた。さらにカイ・ハヴァーツ、ユリアン・ティンバー、マルティン・ウーデゴールらにも多額を投じ、各ポジションに質の高い選手を揃えている。
また、2026年夏も手を緩めなかった。目玉はニューカッスルから加入したブルーノ・ギマランイスで、移籍金は報道によれば7500万ポンド。さらにアストン・ヴィラからエズリ・コンサ、レヴァークーゼンからピエロ・インカピエ、クラブ・ブルッヘからクリストス・ツォリスを獲得している。
5位:マンチェスター・ユナイテッド
現在のトップチームの総コスト:13億4000万ドル(およそ2064億円)
世界屈指の商業収入と知名度を誇るマンチェスター・ユナイテッド。いまのトップチームに投じられた額は13億4000万ドル、日本円で2000億円を超える。
2025年夏は前線を再編した。ウルヴズからマテウス・クーニャ、ブレントフォードからブライアン・エンベウモ、ライプツィヒからベンヤミン・シェシュコなど、攻撃陣に巨額を投じている。
そして2026年夏の最優先課題は中盤だった。カゼミロが退団する一方、ブライトンからカルロス・バレバを7000万ポンド、チェルシーからアンドレイ・サントスを5000万ポンド、アストン・ヴィラからユーリ・ティーレマンスを3500万ポンドで獲得。この3人だけで1億5500万ポンドに達しており、非常に高額なコストをかけてトップチームを強化した。
