2026-27シーズンのプレミアリーグも序盤戦が終わった。順位表を眺めれば、勝点を積んでいるクラブが好調に見えるが、結果が実際の内容をどこまで反映しているのか。それを測る指標として近年重視されているのが、xG(Expected Goals=ゴール期待値)である。
『Planet Football』はFotMobのデータをもとに、9月21日時点での各クラブのxGを集計。その上位6クラブを紹介する。
6位:アーセナル
xG:8.5(-0.5)
王者アーセナルは6位。数字だけ見れば意外だが、攻撃力が低いわけではない。
リーグでも突出して右サイドからの攻撃比率が高く、ブカヨ・サカを軸にマルティン・ウーデゴールと右サイドバックが連動。そのウーデゴールも、今季はエリア手前でのラストパス役にとどまらず、逆サイドからゴール前へ飛び込む。夏に加入したクリストス・ツォリスやブルーノ・ギマランエスも攻撃を加速させる選手の一人として躍動している。
無理にシュート数を増やそうとせず、ボールを保持して相手を動かし、十分なスペースができるまで攻撃をやり直すことも多く、主導権を握り続ける。同時点のxGA(被ゴール期待値)は4.0でリーグ最少、xGとの差+4.5は首位だった。攻撃単体では6位でも、攻守のバランスでは最も効率的なチームだといえる。
5位:サンダーランド
xG:9.8(-3.8)
最大のサプライズの一つといえるだろう。xG:9.8はマンチェスター・ユナイテッドやブレントフォードとほぼ同水準で、アーセナルやリヴァプールを上回っている。ただし実得点は、そこから3.8も下回っている。チャンスを作れていないのではなく、決め切れていないことが見て取れる。
ただ、その評価を変えられるチャンスがあった。それはマンチェスター・シティ戦で、敵地エティハドでブライアン・ブロビーがハットトリックを決めた。ル・フェーからのパスをアウトサイドで流し込む巧みな一撃もあり、5-3で敗れながらも相手の守備陣を最後まで苦しめた。
日本代表も苦しめられたオランダ代表のブロビーは、見た目で想像できるようなフィジカルだけの9番ではない。CBを背負って収める一方、ゴール前では一気にスペースへ入っていく。ロングスローやクロスを使ったセットプレーも脅威で、相手によって攻め方を変えられる。このxGと実得点の差は、フィニッシュ次第で得点が一気に伸びる余地があるとも言える。
