二刀流としてMLBを席巻する活躍を見せてきた大谷翔平。今季は怪我に苦しみ、来季以降の二刀流続行が危惧されている。
その大谷だが、2025年シーズンはロサンゼルス・ドジャースでホームラン55本と大暴れ。
そうしたなか、当時ドジャースのライバルであるサンフランシスコ・ジャイアンツに所属していた台湾人投手デン・カイウェイが興味深い話をしていた。
27歳のデン・カイウェイは、昨季までジャイアンツに所属しており、今季は今井達也と同じヒューストン・アストロズでプレーした。
『TSNA』によれば、デン・カイウェイは、大谷との対戦で事前に立てた攻略を遂行できたことが、打者と対峙する上で自信につながったと語ったという。
昨年9月、当時ジャイアンツに所属していた左腕ロビー・レイ(現サンディエゴ・パドレス)が大谷にホームランを打たれた。
大谷はレイが外角高めギリギリに投げ込んだ95マイル(時速152キロ)のストレートを流し打ち、レフトスタンドのポール際に叩き込んだ(52号)。
レイは大谷が苦手とするコースに投げ込んだものの、それをスタンドまで運ばれたことにチームメイトだったデン・カイウェイも衝撃を受けた。
レイは大谷に打たれたホームランについて、「打者にとって苦手なコースだからといって、手を出さないとは限らないし、必ずしもいい結果になるとは限らない」とデン・カイウェイに対して語ったという。
それを聞いたデン・カイウェイは「もし大谷と対戦する機会があれば、同じコースに投げ込んで、必ず打ち取ってみせる」と心に誓うと、実際にその翌日の登板で大谷から三振を奪ってみせた。
さらに、デン・カイウェイはジャイアンツ時代の同僚だった先輩投手ジョーイ・ルケーシー(現千葉ロッテマリーンズ)からもこんなアドバイスを受けていたそう。
「スカウティングレポートはあくまで参考資料に過ぎない。
何よりも重要なのは、自分の投球を信じること。たとえ強打者相手でも、恐れを抱いて自分が持つ最大の武器を使うことをためらえば、必ず後悔することになる」
データは参考程度にしかならないという助言だったようだ。
なお、侍ジャパンと台湾代表は今月行われるアジアプロ野球チャンピオンシップに出場するが、MLB組のデン・カイウェイはメンバーに含まれていない。
筆者:井上大輔(編集部)
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