ブラジルのボタフォゴが元日本代表DF田中マルクス闘莉王の獲得を狙っていると伝えられてから、およそ半年が経ったが、ボタフォゴ側はいまだ諦めていないようだ。

現地メディアが伝えたところによると、チームの主力を売却することで、闘莉王獲得の資金を賄う腹積もりだという。

ボタフォゴの監督を務めるのは鹿島アントラーズでも指揮を執ったオズワルド・オリヴェイラ。オリヴェイラは闘莉王を高く評価しており、獲得を熱望していたが、名古屋グランパスと闘莉王側が要求する移籍金と給与の高さにボタフォゴ側が尻込みし、移籍交渉は立ち消えになったかに思われていた。 そんななか、ボローニャが引き抜きを狙うチームの主力MFエウケゾンの移籍金が上積みされる可能性が出てきたことで、闘莉王獲得にむけての資金調達に目途が立ちそうだという。

闘莉王は今年初めにブラジルに帰国した際、「家族のそばにいるためにブラジルに戻りたい」と父親に告白したとも伝えられている。

なお、ボタフォゴは先月から始まったブラジル全国選手権で4試合を終え2勝2敗の6位。 チームには4人のCBがいるが、そのうちの1人ドリアは17歳と若いため、31歳と経験豊富な闘莉王の加入は戦力アップにつながるとみられている。

(筆:Qoly編集部 I)

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