▼データ3: 1人目のキッカーがPKを成功する確率は58.3%まで下がる

UCLPK

先攻でも後攻でも、1人目のキッカーが成功する確率は若干下がってしまうようです。こういうところにも数字が端的に出るのはおもしろいですね。PK戦全体の成功率より10ポイント近く低いということからも、1人目のキッカーにかかるプレッシャーは少なからず大きいのだと予想できます。

また、「ここで決めないと負ける」という、いわば絶体絶命の状況でのPK成功率は62.5%で、逆に「ここで決めたら勝つ」というサヨナラ的な状況での成功率は75%もあるそうです。当然、前者には大きなプレッシャーがかかりますし、後者は比較的平穏な精神状態で臨めるわけですが、これがデータにもはっきり表れているのは興味深いです。

今回はさっくりとまとめてみました。

もちろん、今回の企画は比較対象が完璧ではないですし、データが全てではありません。しかし、データからUCL決勝の PK戦にかかるプレッシャーも少しは伝わってくるとは思います。

※今回のデータは、92-93シーズンから11-12シーズンまでのUCL決勝を対象としています。


筆者名:くわけん

プロフィール:『兵庫県西宮市在住の大学生。競技としての魅力はもちろん、文化や側面としてのサッカーの魅力を一人でも多くの人に伝えたいです。サッカー実況界の神=倉敷保雄さんと写真撮ったことだけが自慢。』
ツイッター: @kuwaken0607

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