エクアドルにとって今年のワールドカップはベニテスに捧げる大会となるがその展望はどうだろうか。

南米予選終了後に行われた親善試合で結果を残せず迷走しかけたが、開幕直前に行われた強化試合ではメキシコにこそ完敗したものの、オランダ、イングランドと強豪相手に引き分けている。この結果からも揺さぶりをかけてくる相手には従来と変わらず弱いが、正面から来るチームに対しては強いことが分かるだろう。そうなると、あまり小細工をするタイプではないスイス、フランス、ホンジュラスという相手を考えれば相性としては悪くない。

3試合ともしっかりとした守備から少ない攻撃のチャンスを生かす展開が予想されるが、パチューカでFWとして才能を開花させたエネル・バレンシアらの爆発次第で2006年大会以来のベスト16入りも見えてくるだろう。

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