来シーズンからMLSに参入するオーランド・シティから半年のローンでサンパウロに復帰したたカカ。ローン期間は年内で満了し、新年からはオーランド・シティの選手として新たな舞台に挑む。
半年間、アレシャンドレ・パトやパウロ・エンリケ・ガンソらと共にプレーし、エスタジオ・ド・モルンビーを沸かせたカカ。離婚などプライベートの問題も騒がれたが、彼のサンパウロでの一挙手一投足が大きな話題として報じられた事で、改めて彼が真のスーパースターであることを実感させてくれた。
そんなカカはクラブを去るにあたり、惜別のメッセージとビデオをFacebookやInstagram上で公開している。
ミラン移籍の際に次ぐ2度目の退団。クラブやサポーターたちへの感謝と愛が詰まったコメントをご紹介しよう。
「プロキャリアのどの一部とサヨナラする時でも、サッカーにおいてはそれほど違いがないことだ。
でも、今回は、サヨナラじゃない。
サンパウロを離れる事は自分にとって単なるオプションじゃないんだ。
自分は常にサンパウロの一部であり、つねにこのチームの一部であり続けるだろう。心から。
この6ヶ月間は大きな情熱で包まれていた。みんなが自分の復帰をどれほど歓迎し、優しく包んでくれたかは一生忘れない。
どんな試合もファンでいっぱいのモルンビーに復帰したことや、この一生着続けるであろうユニフォームで、トレーニングした日々を恋しく思うだろう。トリコロールは常に自分と共にある。
いま、ブラジルのみんなには良く知られた場所であるアメリカのオーランド・シティでの素晴らしいチャレンジに向けて旅立つ。そこでもみんなからの応援を頼りにしているよ。
サンパウロのスタッフのみんな、リーダーたち、監督、そしてチームメイトたちへの大きな感謝を置いていくよ。全てのトリコロールファンたちが計り知れないプライドを持ってこのシャツを身にまとっていることを、もう一度僕に教えてくれたんだから。
愛をこめて、カカ」
MLSという新天地へと旅立つカカ。サッカー選手としてのキャリアは終盤に差し掛かっているが、アメリカの地で再び大きな活躍を見せることを期待したい。