ディフェンスは4枚。中央にはアイマン・アブドゥヌールとも迷ったものの、赤道ギニアのルイ、そしてガーナのジョナサン・メンサーを選出した。

ルイは2012年大会から続いての出場であったが、前回のような穴も見られなくなり、より成熟した選手になったところを見せ付けた。ジョナサン・メンサーはインパクトではアマーティに劣ったが、大会を通じてプレーしたところを評価している。

左サイドバックにアブドゥル・ラーマン・ババ。アヴラム・グラント政権下でようやく継続的に出番を得たばかりではあるが、豊富な運動量で大会を通じて活躍を見せた。

右は公式の方にガーナとコートジボワールの2名を取られてしまったので、赤道ギニアのランディを選出。彼は元々ウイングなのだが、守備面でもしっかり安定したプレーをしていた。

MFは3枚。ボランチは公式が全く取り上げなかったので選び放題だ。

守備的ハーフで起用されゲームメイクをしたワカソ・ムバラクは新境地を開拓。コートジボワールで汚れ役をやり続けたセレイ・ディエも高い評価をしていいだろう。次点で言えばアルジェリアのベンタレブを選びたいところだが。

あともう一人は唯一GL敗退チームから、アンディル・ジャリを選んだ。今大会の南アフリカは結果は出なかったものの、選手は比較的皆よくやっていたと言える。その中でもジャリの攻守に渡る貢献の幅広さは素晴らしかった。

そしてFWに3枚。右にはガーナで2トップの一角に配置されたクウェシ・アッピアー。前監督と同じ名前という絶対的なインパクト!マハトマ・オトーとマジード・ワリスが怪我、アサモア・ギャンがマラリアという中で彼へのプレッシャーは半端ではなかったはず。その中でちゃんと最後までプレーしたことを評価したい。

左には赤道ギニアをエースとして引っ張ったハビエル・バルボア。チュニジア戦のPKは審判に貰ったようなものだったが、冷静さを失わずきっちりと決め、そして延長では完璧なフリーキックを決めている。

ワントップはアハマド・アカイシ。彼は今大会のブレイク選手の一人ではないか。大柄であるがスピードもあり、ポストも上手い、技術も高い、しかも点も取っている。これ以上何を求められるかというほどの内容だったといえる。

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