ベルフォディルのスタイルとは?

192cmという体格を持っているベルフォディルは、もちろん強靱なフィジカルを備えているストライカーである。

それでいて、ユースでは天才と持ち上げられていただけあって、足下の技術が非常に高く、ドリブルでの仕掛けも得意だ。前線から引いて縦パスを受ければ奪われることはない。前を向けばスルーパスでチャンスも作ることも出来る。

ただ、彼の弱点はそれ以外のポイントがなかなか成長しないことだ。下手に上手い(変な言葉だが……)ためにあまり点取り屋の仕事に専念しないタイプであり、ドリブルの技術は非常に高い反面切れ味に乏しく、読まれると意外に抑えられやすい。

とはいえ、パルマでのブレイク時には良くヘディングや裏への抜け出しでゴールを決めていた。チームとしてそのような使い方をしてあげれば、自ら得点を決めることが出来るとは証明されている。彼は現代的な選手だ。足下も上手く、万能性があるFWで、サイドもこなせる。

もしかしたら日本のサッカーにも馴染みやすいかもしれない。しかし、日本的なものに馴染ませてしまっては普通の選手になりかねないとも言えるタイプだ。

すっかり隠れてしまった得点力を復活させるためには、彼がストライカーであることを思い出させる必要があるのではないか? そのためには戦術に長けていると言われるフィッカデンティの元でプレーするのも良いかもしれない。

【『NEXTベンゼマ』達の今 その2に続く】

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