『L'Equipe』は「フランス代表DFリュカ・ディーニュは、ローマに加入することが近づいている」と報じた。
リュカ・ディーニュは1993年生まれの22歳。2011-12シーズンにリールでデビューし、すぐさまレギュラーを獲得するなど「神童」とも呼ばれた左サイドバックである。
フランス代表の各年代で選抜されてきた経験を持っており、既にA代表でも8キャップを獲得するなど将来を嘱望されている選手であるが、2013年に加入したPSGではスタメンの機会が少ない状況にあった。
元ブラジル代表DFマクスウェルが所属していることによってポジションが埋まっており、年間の半分程度しか出場することが出来ず、今夏は監督に移籍を直訴しているとも言われている。
そこに接近しているのは、かつて彼をリールでデビューさせた恩師でもあるルディ・ガルシア氏が率いているローマ。アシュリー・コールが期待ほどの活躍を見せられず、ホセ・ホレバスがワトフォードに移籍したため、その後釜を必要としている。
以前から接触は伝えられてきたが、今回クラブ間で買い取りオプションなしの1年のローンという条件で合意に近づいたとのことで、移籍の可能性が高くなっているようだ。
なお、PSGはその代わりにポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロ(ロリアン)、フランス代表DFレイヴァン・クルザワ(モナコ)の獲得を検討しているとのこと。