アラン・シアラー
「(プレミアリーグの状況について)
私は来年のEURO2016を楽しみにしているが、イングランド代表が優勝できる可能性を持つチームだとは思わない。前回の大きな大会からの改善を期待している。
我々はよい予選の戦いを見せたが、正直に言って相手があってのものだったと見るべきだ。これまでの2度の大きな大会では、我々は失望させられてきたのだ。
多くの人々は、大きな大会に臨む際にまだ勝利を期待している。おそらくそれは問題だ。メンバーを見れば非現実的な期待だ。
イングランドの選手達は、ますますプレミアリーグでのプレー機会を失っている。それでなぜ大きな大会で勝利することを期待するのか?
プレミアリーグでのイングランド人選手は年々減っている。我々はそれが増加することを望んでいるが、海外の選手を買ってくる方が安いのだ。
先週末の試合では、イングランドの選手は僅か20%だった。それは健全なことではないよ。
ロイ・ホジソンは非常に良い監督だ。それは間違いないが、選手を招集するに当たって多くの選択肢を持っていない。私はいかなる他の英国人の監督でも、これ以上の仕事はできないと思う。
彼は偉大な特質を見せているし、あのワールドカップを終えた後、、欧州予選では勝利を続け、失望からの復活に成功した。
しかしながら――私は何度も言わなければならないが、我々はまだ著名なチームと戦ってはいないし、大きな相手との試合でしか評価できないよ。
とはいえ、運命は闇に包まれてはいない。ロス・バークリーはエヴァートンで素晴らしいシーズンのスタートを経験している。ジョン・ストーンズはイングランドにとって素晴らしい希望になっている。
そして私はハリー・ケインを見るのが好きだ。もし彼がスパーズで更なるチャンスを作れば、もっと多くのゴールを決められる。
3人は素晴らしいイングランドの未来であるし、これから数年の間彼らを見ることが楽しみだ」
シアラー、リヴァプールや代表、アーセナルなどを熱く語る
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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