リーガ2位につけるアトレティコ・マドリーだが、中盤の要のひとりであるMFティアゴ・メンデスが腓骨骨折により長期離脱となっている。

ディエゴ・シメオネ監督がその穴埋めの第一候補として考えているのは、セルタのMFアウグスト・フェルナンデスだと『as』が伝えている。

アウグスト・フェルナンデスはアルゼンチン出身の29歳。トップ下、右サイド、センターハーフでプレー可能な経験あるMFであり、リーベル時代にシメオネの指導を受けた経験があるようだ。

すでにアトレティコはセルタにオファーを送ったようだが、エドゥアルド・ベリッソ監督のプランにおいて不可欠な人材だとして、相手側は売却に前向きではないという。

アトレティコとしても良好な関係にあるセルタと“戦争”を始めるつもりはなく、今月24日まで相手側からの(最終的な)回答を待っている状態だそうだ。

アトレティコとしては、新加入選手ができるだけ速く順応できるように、移籍市場が開き次第獲得にこぎつけたい狙いがあるという。つまり、24日までにアウグスト・フェルナンデスが無理だとなれば、他の選手に目を向けることになるのだろう。また、来年1月10日に両チームは対戦する予定であり、その時点で交渉を続けていたくないという事情もあるとのこと。

ただ、ベリッソ監督は「誰もがビッグクラブへ加わることを望むだろう。だが、我々としては彼にここに残ってもらいたい。彼のことを欲しいのであれば誰であっても、その価値に見合う対価を支払う必要がある」と述べており、簡単には決着することはなさそうだ。

なお、アトレティコはリーベル・プレートの天才MFマティアス・クラネビッテルが1月に加入することがすでに決まっている。ただし、彼はアルゼンチンでシーズンをフルに戦った後であり、フィジカル的にも戦術的にもシメオネの要求に応えられるようになるには時間が掛かるとされている。

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