6日に行われたUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝。
バルセロナ対アトレティコ・マドリー戦の裏で、バイエルンはベフィカと対戦していた。
Bayern an accurate pass away from making it two...#UCL pic.twitter.com/MmtzkzCKgL
— Champions League (@ChampionsLeague) 2016年4月5日
試合結果は1-0。
開始早々にアルトゥロ・ビダルがあげたゴールを守りきりなんとか1stレグを制したのだが、ベンフィカにも決定機が何度かあるなどスコア以上に競ったゲームとなった。
そんなバイエルンは前半、トリックFKでゴールを狙った。
(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)
1-0とリードして迎えた33分、この日先発出場したフランク・リベリがリュボミール・フェイサに倒され、ペナルティエリアラインの少し外側でバイエルンにフリーキックが与えられたのだ。
ボールの近くにいたのはティアゴ・アルカンタラ、アルトゥロ・ビダル、ドウグラス・コスタの3選手。
ティアゴがちょこんと出してビダルがストレート系のキックで狙うのか、あるいはドウグラス・コスタが左足で直接いくのか…ベンフィカの選手たちはおそらくその二択を想像していたはずだが、バイエルンが選んだのはどちらでもなかった。
ビダルのキックを警戒しているのを見たティアゴは、ちょこんと壁の後ろにボールを蹴りノールックでパスを送ったのだ。
あまりに予想外のプレーに、ペンフィカ選手は全く反応できず…。結局このボールにトーマス・ミュラーが反応しシュートを狙ったのだが、ゴールには結びつかなかった。
ティアゴがボールを蹴る瞬間の静止画を見ると、ミュラーはしっかりと動き出していた。突発的な判断ではなく、事前にサインがあったのだろう。