先日発表されたリオ五輪に向けたU-23日本代表メンバー。その中に、岡山MF豊川雄太の名前はなかった。
そんな豊川は3日、J2第21節の清水エスパルス戦に64分から途中出場。
0-1とリードされ迎えた71分、悔しさを晴らすかのような素晴らしいゴールでファンを沸かせた。
左サイドにいた竹田忠嗣がボールを持ち運び清水選手の間を抜けていき、伊藤大介へとパス。
伊藤はすぐに反転して前線の豊川へとパスを送ると、豊川はこれをワンタッチでゴールの方向へとコントロール!まるでルイス・スアレスのように巧みなテクニックを見せつけ、最後は得意の右足を振り抜き同点ゴールを奪った。
最終予選を兼ねたAFC U-23選手権2016の準々決勝イラン戦では、95分にゴールを奪うなど結果を残していた豊川。しかし、18名という厳しい選考に残ることができなかった。
落選からわずか2日後の試合であったが、76分にも伊藤大介の得点をお膳立てするなど2ゴールに絡む活躍を見せた。
試合後、豊川はゴールについて「練習している形ですし、入って良かったです。ずっと外してきましたから、病気かなと思いましたもん。落選っていうのがいい薬になったのかもしれないです(笑)」とコメント。
落選に関して気持ちの整理を付ける必要があったかと問われると、「そんなことないです。切り替えられていなかったら、今日もたぶん(ゴールを)取れていなかったです。チームメイトがめっちゃいじってくるし、そのいじりで切り替えられました」と答えたという。