ゼニト・サンクトペテルブルクでプレーしているロシア代表FWアルチョム・ジュバが、ウクライナ侵攻についてコメントした。
先日、ウクライナ代表選手のヴィタリー・ミコレンコがInstagramで「ロシアの選手はなぜ沈黙しているのか」と批判し、そのなかでジュバの名前を出していた。
そして今回、そのジュバがInstagramで声明を発表。ロシア人ということで多くの侮辱を受けているとして、国籍に基づく差別をやめるよう訴えた。
アルチョム・ジュバ
「最近まで、僕はウクライナでの出来事について話したくなかった。恐れていたからではない。政治の専門家ではないからだ。
インターネットに最近登場した多くの政治学者やウイルス学者のようになるつもりはなかった。
しかし他のみんなと同じように、僕には意見がある。このトピックにはあらゆる面から関心があるので、説明したい。
僕はあらゆる戦争に反対だ。戦争は恐怖だ。しかし僕は人間の攻撃性や憎しみにも反対している。それは毎日のようにとてつもない数で行われている。
国籍に基づく差別に反対だ。僕はロシア人であることを恥じてはいない。誇りに思っている。そして、なぜアスリートが今苦しまなければならないのかが理解できない。
ダブルスタンダードに反対している。人間はなんでもできるものだが、我々にはあらゆる犬が群がっている。
政治とスポーツは別だと言いながら、なぜロシアに関してはその原則から忘れられてしまうのか?
繰り返すが、戦争は恐怖だ。ストレスが溜まる状況だ。人々の本質が見える。ときにはネガティブなものがね。
どれだけの怒り、どれだけの侮辱が今全てのロシア人に注がれているか。脅迫を書いている何千人もの人々に直面しているのだ!
人生の中でロシアから多くのものを得てきたはずの人々からこのようなことを聞くのは全く奇妙なことだ。そのようなものは、よりネガティブな嵐を生み出すだけだ。
戦争はいつか終わる。しかし人間関係は残る。そして、それを巻き戻すことは不可能だ。
追伸。イギリスの大邸宅で傍観しながら厄介なことを言ってくる同僚たちへ。それは我々を怒らせることはない。全てを理解しているからだ!みなに平和と神のご加護を」
各スポーツにおいてもロシアに対する制裁が行われており、サッカーではワールドカップ予選のプレーオフからの追放が決定されている。