その後、アジャクシオは「我がクラブと島の価値観を代表するものではない」と襲撃したファンたちを非難する声明を発表。会長も一家に謝罪したうえで、当該ファンたちの永久追放を宣言している。

一方、マルセイユの会長は「どんな精神を病んだ人間がこんなことをするのか。ショックを受けた。子供を襲うのは理解できない。人間ではない」を非難し、スタジアムのセキュリティの不備にも言及。

また、ケンゾーくんの父は「彼らは息子にトラウマを植え付けた。彼らのせいで彼はもう旅をしたがらない。息子は脳腫瘍から回復したばかりで、ずっと入院していた。また病院に戻るところだった」としつつ、相手ファンを愚弄してはいないと否定している。

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さらに、フランスのエマニュエル・マクロン大統領もこの件に言及。ケンゾーくんがトラウマから立ち直れるように家族に寄り添い続けるとしつつ、襲った犯人たちには明確で強い制裁を求めている。

フランスでは来年にパリ五輪が行われるが、ケンゾーくんをマルセイユの試合会場に招待することも検討されているようだ(マルセイユでもサッカーなどが開催される)。

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