ボスニア・ヘルツェゴビナをワールドカップに導いた守護神

アスミル・ベゴヴィッチ

選択した代表:ボスニア・ヘルツェゴビナ

所属:QPR(イングランド2部)

ポジション:ゴールキーパー

ボスニア紛争から逃れるために、幼少期はドイツへ避難。キルヒハウゼンの下部組織で打ち込み、10才のときにはカナダへと渡った。

カナダではカナダU-20代表に選出されるも、A代表では出場機会をつかめなかった。その後ボスニア・ヘルツェゴビナ協会の説得もあり、母国の代表チームを選んだ。

そして、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表で正守護神を務めたベゴヴィッチは、チームを2014年ワールドカップブラジル大会出場に導いた。クラブでもストーク・シティ所属時の2013年11月のサウサンプトン戦でゴールキックから直接ゴールを奪うなど記憶に残る活躍を見せた。

昨季引退した元カナダ代表FW中島ファラン一生さんは‪

「ゴールキーパーのアスミル・ベゴヴィッチなんかは僕と一緒にゴールドカップ出たんですよ。本当にやらかしましたね。 ベンチにいたのに、出場させなかったんです。その後に、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表から招集を受けて持っていかれたんですよね。 あれは滅茶苦茶惜しいことしましたね‪」

と過去にQolyの取材を受けた際にベゴヴィッチの代表鞍替えを振り返っている。あと一歩のところでカナダは優れたGKを逃してしまった…。