38年ぶりの欧州王座の見えたインテル。マッシモ・モラッティ会長の誕生日にCL決勝進出を決めた。これによりリーグ戦、コッパ・イタリアを含めた3冠の可能性が現実味を帯びてきた。
3冠への道程の第一歩は、明日5月2日(現地時間)に行われるセリエA第36節のラツィオ戦。スクデット獲得へ最終難関と言って過言ではないだろう。今季のラツィオは調子は良くないが、北京で行われたスーパーカップでは勝利している。同じ街のライバルクラブであるASローマの優勝を妨げるべく、「ラツィオは負けるだろう」という声が聞こえるが、ラツィオのプレーヤーにもプロ選手としての意地があるだろう。一筋縄ではいかない1戦となるであろう。
ローマでのラツィオ戦後、5月5日は今度はASローマとコッパ・イタリアの決勝戦を行う。スクデットとの2冠を奪い合う両者の戦いに注目が集まる。この試合もインテルにとって3冠への重要なポイントとなるであろう。リーグ戦無敗記録の止まってしまったローマではあるが、逆転スクデットも含めて、勢いを取り戻す最善策は大一番での結果以外他ならない。
コッパ・イタリアの決勝が終わるとインテルは一息つくことができる。5月9日予定のセリエA第37節はホームでのキエーヴォ戦。1週間後にはセリエA最終節を迎える。残留圏内のキエーヴォと残留争い中のシエナとの戦いはインテルにとってそれほどの障害とはならないであろう。
そして運命の日は5月22日。サンチャゴ・ベルナベウでのバイエルン戦はインテルにとって歴史的な1日になるかもしれない。マンチェスター・ユナイテッド以来の3冠達成だ。
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