（日本時間）明日未明にいよいよ開幕する、10/11シーズンのチャンピオンズリーグ。今稿では、グループリーグ初戦の中で注目すべきカードを紹介したい。
トウェンテ、インテル、ブレーメン、トッテナムといった顔ぶれが並ぶグループAにおいて、気になる対戦カードはブレーメンとトッテナムの一戦だ。このグループリーグは、インテルが決勝トーナメントに進出する可能性はほぼ間違いなしと見られており、残りの椅子をどこが掴むかという観点から論じられることが多いが、インテルの次にグループリーグを勝ち抜く力を備えているチームはブレーメンとトッテナムである断言して間違いないだろう。
◇チーム状況◇
直近に行われたバイエルンとの試合を引き分け、リーグ戦においては、ここまで1勝1分1敗という何とも形容しがたい成績を残しているブレーメンだが、先のバイエルン戦では得点こそなかったものの、その内容面は評価できるものであり、調子は上向きと見て良いだろう。
対するトッテナムは、プレミアリーグ開幕戦となったマンチェスター・シティとの試合を分け、続くストーク戦では初勝利を飾ったが、格下ウィガンには1-0で敗戦。さらには、昇格してきたWBAとドローを演じるなど、サポーター達もその結果にやきもきしている。チームコンディションの面では、ブレーメンに軍配が上がるか。
◇怪我人情報/予想先発メンバー◇
ブレーメンの唯一の懸念材料はDFラインだ。ナウドは膝の故障により、未だに新シーズンを迎えられていない状況で、さらに、メルテザッカーも今月行われた代表戦で眼窩骨折を負い、こちらは来月まで離脱することになりそうだ。オーストリア代表の長身CBプレドル、開幕前に急遽加入が決まった、元フランス代表シルヴェストルの奮起に期待するしかない。だが、朗報もある。筋肉を痛めて前節のリーグ戦を欠場したピサロが起用可能な状態にまで復調し、スタートから登場する予定だ。
予想先発メンバー：ヴィーゼ；フリッツ、プレドル、パサネン、シルヴェストル；ボロフスキ、バークフレーデ、フリングス、ハント；マリン、ピサロ （4-3-1-2）
一方、スパーズの状況はブレーメンより深刻だ。守護神ゴメスは股関節を痛めて離脱中で、守備の要であるドーソンも膝の故障で長期離脱中。さらに、そこに全治3ヶ月の靱帯断裂を負ったデフォーも故障リスト入り。先週末のリーグ戦で足を負傷したモドリッチは軽傷で済んだようで、試合出場は可能と見られているが、主軸が軒並みチームから離れているこの状況は緊急事態とも言える。
予想先発メンバー：クディチーニ；チョルルカ、ギャラス、キング、アス＝エコト；レノン、パラスオス、ハドルストン、ベイル；ファン・デル・ファールト、クラウチ （4-4-1-1）
◇グループAの放送時間◇
トウェンテ vs インテル （15日未明3:30～ スカパー!/ch182）
ブレーメン vs トッテナム （15日未明3:30～ スカパー!/ch183）
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