HOME | AWAY | |
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シビル・ノヴォシビルスク | 1-2 | アラニア・ウラジカフカス |
ゼニト | 2-0 | トム・トムスク |
スパルタク・モスクワ | 2-1 | サトゥルン |
ルビン・カザン | 3-0 | アムカル |
ロコモティフ・モスクワ | 1-0 | CSKAモスクワ |
クリリア・ソヴェトフ | 2-0 | スパルタク・ナリチク |
ディナモ・モスクワ | 3-1 | テレク・グロズヌイ |
ロストフ | 1-0 | アンジ・マハチカラ |
12月末までのレンタル移籍でトム・トムスクへ加入した日本代表の松井。ロシアでの初陣は現在首位を走るゼニトとのアウェイゲーム。松井は4-2-3-1の右サイドで先発した。
試合は開始直後早々に動く。3分、ラゾヴィッチのフリーキックをキム・ナミルがクリアしきれず、ボールはトムの選手に当たってゴールイン。ゼニトがラッキーな形で先制点を手に入れた。25分には松井が右サイドからドリブルで3人をかわしシュートを放つが、これは枠外。ただ、2人目のDFをまた抜きでかわす感覚などは、さすが松井といえた。前半終了間際、ダニーのパスからブハロフが落ち着いてコースに流し込み、ゼニトのリードは2点に。後半、松井は58分に途中交代。73分にセットプレーからトムのゴールかと思われたプレーは、残念ながらファウルの判定。終盤に両チーム退場者を出したもののスコアが動くことはなく、そのまま試合は2-0で終了。松井のロシアでの冒険は黒星での幕開けとなった。
暫定2位のルビンはホームでアムカルを迎え撃った。ルビンは翌週のCLに向けて若干ターンオーバーを効かせたメンバー。アムカルの巻はベンチからのスタートとなった。
序盤からアムカルを押し込んだルビンは23分、チップキックからコルニレンコの上手いリターンをカルロス・エドゥアルドが鮮やかなミドルシュート。2人のレフティーによる即興的なプレーで先制したルビンは、52分に再びカルロス・エドゥアルド、86分にはマーティンスが移籍後初ゴールとなるPKを決め、3-0の快勝。下位相手のホーム戦で確実に勝利をものにした。巻はクシェフに代わり70分から出場。苦しむチームを救うことはできなかったが、アムカルは巻加入以降、ホームで勝利、アウェイで敗戦という形で勝ち負けを交互に繰り返しており、この法則でいけば次節のホームでのクリリア戦には期待が持てる。
CSKAモスクワは5日前にEURO2012予選ロシア対スロバキアが行われたロコモティフ・スタジアムで、ロコモティフとのモスクワ・ダービーに臨んだ。本田はボランチで先発出場。一方のロコモティフは元ロシア代表のロスコフが驚きのスタメン。ここ最近の不調で自信を無くしつつあった“ロコ”だが、この日はシチョフに代わりキャプテンを巻いたロスコフの存在もあってか、CSKAを相手に互角の戦いぶりを見せた。
アリエフの豪快なロングシュートで幕を開けたこの試合。17分にはシチョフが先制点を奪ったかに思われたが、これはオフサイド。しかし、本田のミドルシュート2本が惜しくも外れて迎えた25分、アリエフの右コーナーキックからマイコンが決め、ロコモティフが先制点を奪う。後半はCSKAが押し気味に試合を進めたものの、ロコモティフの守護神ギリェルメの壁を破れず。70分にアサティアーニとマルク・ゴンサレスがケンカ両成敗で共に退場となるなど白熱した試合は結局、ロコモティフが7試合ぶりの勝ち点3を獲得。CSKAは首位ゼニトとの勝ち点差が10と開き、暫定2位のルビンとの争いを重視しなければならなくなってきた。