Monaco
0
0-0
0-0
0
Toulouse
得点者


開幕から首位をひた走っていたトゥールーズに対し、モナコが何とか引き分けに持ち込み勝ち点1を得た。

モナコはこの試合非常に良い前半を過ごした。以前のレポートでも書いたように、ここまでサイドハーフの守備力の欠如からチームのバランスを崩し調子が上がっていなかった。しかし今日、ナンシーから獲得したマロンガをスタメンに置いたことで、ポジショニングの効率性が大きく改善される結果となった。守備時は自陣に戻ってディフェンダーを助け、攻撃時はただサイドに張るだけでなく絞ってトップと縦の関係を作りサイドバックの上がりを促すなど、マロンガはナンシーで叩き込まれたであろうプレーを見せていた。トゥールーズがかなり守備的に入ってきたために押し込むことが出来、シンプルにロングボールやサイドからのクロスで攻撃。パク・チュヨンの空中戦とエムボカニの個人能力を生かして試合の展開をものにしていた。

ところが、ハーフタイムを終えて後半に入ると、試合の展開は一変する。要因となったのはトゥールーズが攻撃意識を高め、1点を取りに来たこと。モナコはポジショニングは向上していたが各個人のアプローチが甘くボールへのプレッシャーが上手くかからない部分があり、前半も何度かカウンターで崩されていた。それを見たトゥールーズが、ウイングのボールキープで守備を攪乱させた上で、執拗にサイドバックを裏に飛び出させてきたのである。 これによって、モナコのサイドハーフはディフェンスにかかり切りになってしまう。「守備に戻るようになった」ことが逆に「攻撃に人数が全くかからない」ことに繋がってしまったのだ。このため、後半は逆にモナコは一方的に押し込まれる展開となったのである。

ただ、前半に攻めたモナコも、後半に攻めたトゥールーズも、得点を奪うことは出来ずに試合は終了。お互いに試合の展開をものにする時間がありながらも、そのチャンスを生かせなかったという試合であった。

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