カリアリ
創立 | 1920年 |
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ホームタウン | カリアリ |
本拠地 | スタディオ・サンテーリア (23,486人収容) |
監督 | ピエルパオロ・ビーゾリ |
昨シーズンの成績 | 11勝11分16敗 16位 |
OUT | |
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ジェダ | レッチェ |
パローラ | 無所属 |
バローネ | 無所属 |
ルパテッリ | ボローニャ |
ラリベイ | コロン (ARG) |
デッセーナ | サンプドリア |
ディエゴ・ロペス | 引退 |
マルツォラッティ | エンポリ |
IN | |
ペリッツォーリ | ロコモティフ・モスクワ (RUS) |
アックワフレスカ | ジェノア |
ラネル | アルビノレッフェ |
ペーリコ | アルビノレッフェ |
新シーズンのカリアリには2つの大きな変更点がある。ひとつは2008年から監督を務めていたマッシミリアーノ・アッレグリからピエルパオロ・ビーゾリへ指揮官が代わったことだ。(正確にはこの二人の間にジョルジョ・メリスが暫定監督として指揮を執っている。)2008シーズンから2シーズンに渡って最優秀監督賞にあたるパンキーナ・ドーロ(Panchina d'Oro)を受賞したアッレグリは近年のカリアリに多大なる貢献をしてきた。新監督のビーゾリは、開幕からの戦い方を見る限りアッレグリが築き上げてきた戦い方を踏襲しているようだ。システムは4-3-1-2をベースとし、チームの要であるファンタジスタのアンドレーア・コッス、レジスタのダニエーレ・コンティ。この二人を中心にタイトでシステムチックなサッカーを展開している。
そして昨シーズンまでと大きく異なるもう一つのポイント。それが開幕からカリアリのゴールマウスにはミカエル・アガッツィが立っていることだ。昨シーズンまでであればこのポジションには、不動の守護神フェデーリコ・マルケッティがいた。先の2010年ワールドカップにもアッズーリの一員として出場し、イタリア国内でも指折りの実力者だ。このマルケッティが、3節までを終えた現在もまだプレーをしていないのには理由がある。
それは2010/11シーズン夏のメルカートでのこと。マルケッティの元にはサンプドリアやローマ、アーセナルなど複数のクラブからオファーが届いた。ところが、クラブはマルケッティの移籍金を高く設定したため、交渉はことごとく決裂した。これに不快感を覚えたマルケッティサイドはクラブに対して反発。それがカリアリの会長マッシモ・チェッリーノの逆鱗に触れる。会長チェッリーノは監督のビーゾリに対し、マルケッティを第4ゴールキーパーにするよう命じたのだ。こういった顛末により、ミカエル・アガッツィがレギュラーポジションを獲得したのだ。
ゴタゴタの中迎えた2010/11シーズンであったが、カッリャリは開幕から3試合を終え、1勝2分けで勝ち点5を獲得しておりまずまずのスタートを切っている。チームのベースは出来ており、前線にはアックワフレスカを加え厚みも増しているため、大崩れしない限り残留は可能だろう。ただ、欧州カップ戦出場圏内まで食い込んでいけるかは主力のパフォーマンス次第となるだろう。