ロシア・プレミアリーグ 第22節
HOME AWAY
スパルタク・モスクワ 2-2 アムカル
ゼニト 6-1 サトゥルン
ルビン・カザン 1-0 アラニア・ウラジカフカス
トム・トムスク 0-3 CSKAモスクワ
ディナモ・モスクワ 0-3 スパルタク・ナリチク
ロストフ 0-1 シビル・ノヴォシビルスク
ロコモティフ・モスクワ 2-1 テレク・グロズヌイ
クリリア・ソヴェトフ 3-0 アンジ・マハチカラ

トム対CSKAの試合で、松井と本田が共に先発。ロシアのトップリーグでは初の日本人対決が実現した。前節ベンチスタートの松井は左サイド。本田もボランチから一列上がり、松井と同じ左サイドに入った。

開始直後に早くもスコアが動く。バイタルエリアのやや手前でボールを受けたヴァグネル・ラヴが、プレッシャーが少ないと見るや左足でミドルシュート。コントロールされたボールは吸い込まれるようにゴール左隅へ収まった。直後にトムも反撃。ボランチのグルチャエフが送った絶妙のパスでジュバが決定機を迎えるが、U-21代表のエースFWはこれを決められず。スタンドからため息がこぼれる。一方のCSKAは、ラヴと怪我から復帰したドゥンビアが軽快な動きで相手を翻弄。迎えた40分、ゴールキックの競り合いから裏に抜けたラヴが相手を一人かわしてラストパス。ドゥンビアが楽々と追加点を奪った。これで流れを掴んだCSKAは後半も終始ペースを握り、終了間際にザゴエフのクロスから最後はネツィドが決めダメ押し。敵地で快勝を収めた。

主力の一人であるセンターバックのヨキッチを欠いたトムにとっては厳しい試合となったが、松井がサイドで躍動するなど今後に向けて明るい材料も見られた。残り8試合は主に中位以下との対戦となるため、今後順位を上げていくことも十分可能だろう。


首位をひた走るゼニトはホームにサトゥルンを迎えた。前節控えに回ったラゾヴィッチがスタメンへ復帰。1トップには3試合連続でケルジャコフが入った。

試合は序盤からゼニトが圧倒。次々とチャンスを作り出し、25分にビストロフのクロスからケルジャコフのヘディングで先制すると、その後もダニー、ラゾヴィッチがゴール。前半終了間際、ディフェンスの連係ミスからキリチェンコに追撃弾を許したものの、ゼニトの勢いは止まらず。後半ケルジャコフが2点を追加しハットトリックを達成。83分には途中出場のロジーナが6点目を奪い、今季一番の大勝を収めた。


試合順はまったく逆となるが、最後はスパルタク対アムカル。前節、予定通りホームでクリリアに勝利したアムカル。順位はまだ14位だが、残留争いの直接対決を制したことで良好なチーム状態が予想された。対するスパルタクは中3日でCLを控えていながら、上位戦線に踏みとどまるためベストの布陣。

先手を奪ったのは意外にもアムカル。ゴール前からこぼれてきたボールを、モンテネグロ代表のノヴァコヴィッチが豪快なロングシュート。これが見事に右隅に突き刺さる。スパルタクも37分、アレックスのクロスを相手DFがクリアミス。ヴェリトンへの絶好球となり、現在得点ランクトップのエースストライカーがこれを確実にゴールマウスへ流しこみ同点。後半、セットプレーからチェレンチコフが決め再びリードしたアムカルだったが、77分にコンバロフのクロスをマッギーディが決め、結局試合はこのまま2-2で終了。アムカルはアウェイで7試合ぶりとなる勝ち点を手にした。なお、巻は89分からの出場に終わっている。


その他では、ルビンがボッケッティの移籍後初ゴール、ナリチクがデャデュンのハットトリックでいずれも完封勝利を飾り、ゼニト、CSKAとの差をキープ。また、ロコモティフがテレクとの中位対決を制し、7位に浮上している。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい