Auxerre
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0
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0-1
0-0 |
1
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Bordeaux
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得点者
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19' |
モデスト |
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ミッドウィークにチャンピオンズリーグを控え、メンバーを落として望んできたオセールに対し、ボルドーがセットプレーから得た先制点を守りきり勝利を収めた。
ボルドーは相手が狙う裏へのボールを警戒し慎重に守りを固めた上で、ボールを無駄にポゼッションせずシンプルにサイドに運んで仕掛けるという戦術を採用。アウェイゲームということもあってか、非常に結果を残すことに特化した戦い方だった。前半は大きなピンチを迎えることなく、19分に左からのCKをモデストがニアに飛び込み、ヘディングを決めてリードを奪った。
後半は攻撃意識を高める相手に押される展開になり、さらに70分にはバイタルエリアにドリブルで切れ込んできたトラオレを後方から倒したディアラが2枚目の警告を受けて一人少ない状態となってしまう。その後はほぼ一方的に攻め込まれることとなり、何度もクロスやセットプレーからチャンスを作られたが、幸運にも恵まれてリードを守りきった。ジャン・ティガナ監督が今季に向けて標榜した攻撃サッカー、パスサッカーは全く見られないままだが、ボルドーは確実に結果は残せるようになってきた。
対するオセールは逆に、時折、輝く場面はあるものの全く結果が残せないまま。順位こそ15位であるが、勝ち点でいえば4チームが並んでいるため降格圏内に沈んでいるとも言える。
相手が守りに来ていたとはいえ、前半も決して封じられていたわけではなく、何度もサイドからいい形は作ることが出来ていた。ただ両ウイングがサイドに張っていた上、中盤に飛び出す選手が不在で、さらにワントップのコントーに全く高さがないため、クロスが全くチャンスになる気配がなかった。
後半は発破をかけられたか非常に攻撃意識が高くなり、ウイングが中に絞ったり中盤の選手が飛び出すことが増え、ゴール前に人数がかかるように修正された。結果相手をかなり押し込むことに成功したが、流れの中から積極的にシュートを狙う選手が不在で、セットプレーからの決定的なチャンスも生かすことが出来なかった。内容としては負けてはいなかったが、試合をものにする力を欠いた。