寡黙な選手として知られているバルセロナのMFチャビが、レアル・マドリーの監督ジョゼ・モウリーニョに対して、意外とも言える口撃を仕掛けた。
「モウリーニョが素晴らしい監督であることは言うまでもない。だが、彼がフットボールの歴史の中にその名を残すことはないと思う。歴史的な監督になるには、何か“違う”ことをやらないといけないはずだが、彼は何も新しいことはやっていないからね」
「僕の持論は、新時代のフットボール像を作り上げた監督のみが真の名将と呼ばれるべきというものだ。例えば、それはペップ・グアルディオラであり、アリーゴ・サッキ、アレックス・ファーガソン、ヨハン・クライフなどだ。彼らは斬新なアイデアの持ち主だった」
「モウリーニョは勝利者。チェルシーやインテルで獲得したタイトルを見れば、それは歴然たる事実だ。だけど、彼は“創造主”ではない」
モウリーニョが攻撃対象を見つけて先制パンチを食らわすという展開はお決まりのものであるが、逆に攻め込まれる形は珍しく、今年度のFIFAバロンドールの最終候補に名前を残した稀代のマエストロのこの発言は物議を醸し出すかもしれない。
(筆:Qoly編集部 T)